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月ヶ瀬健康茶園さんを探検〜ハラペコ通信8月号〜

2020-08-06 配信

ハラペコ探検隊
〜月ヶ瀬健康茶園さん・ハラペコ通信8月号〜

 

今回はハラペコで人気のほうじ茶や煎茶でおなじみ、奈良の「月ヶ瀬健康茶園」さんを訪ねてきました!

 

梅雨の合間の貴重な晴れの日、茶園を案内してくださったのはスタッフとして働き始めて10年目の道免さん。茶畑への道の結構な細さにドキドキ、自然に回る防霜扇と緑のお茶畑が広がる景色が何とも言えずとてもキレイでした。茶畑を近くで見る機会はなかなかないですよね。

月ヶ瀬健康茶園さんは明治の頃から茶業を主にされるようになり、先祖代々の農家としては17代目!になるそうです。

渡された茶園の地図を見て驚いたのは、点在している茶園それぞれの土の質や特徴が細かく書かれていること。例えばここは約600万年前、古琵琶湖の誕生したエリアに近くて粘質土壌だとか。ジャングル化した茶園を再生して新たに栽培を始めたところもあって、植えている品種も茶園ごとにいろいろです。
こんなにたくさんの茶園をどうやって管理されているのか、考えただけでもクラクラしてしまいました(笑)

月ヶ瀬健康茶園さんでは、80年代中頃からお茶の栽培を農薬も化学肥料も一切使わない有機栽培に切り替えていきました。その後、すべての自家茶園で、有機質肥料であっても動物質由来の肥料の使用をやめ、自然栽培にも取り組まれています。

お茶は挿し木で増やすのが一般的なのですが、種からお茶を育てることもされていて、種から育てると個性的で根の張りが強くなるんだとか。気候変動にも強くなるそうで、間引きをする際も強い木を残すのではなくて園全体のバランスを見て残す木を決めるそうです。

茶園の通路に保水や草除けとして敷いている落ち葉は地域のものを集めていて、最近は高齢化が進んだ茶園を受け継ぐこともされています。
「月ヶ瀬の自然環境ならではのお茶づくりを」という言葉を、道免さんは何度も口にされていました。

 

お話を伺いながら、数か所の茶園を案内していただき、最後は水出しのお茶までいただきました。そのお茶のおいしかったこと!
いつも飲ませてもらっているのに、知らないことばかりだった月ヶ瀬のお茶のこと。
あれから家でもお茶を飲みながら、どこで採れたお茶なのか想像したり、月ヶ瀬健康茶園の皆さんの顔を思い浮かべたりしています。
HPにも茶園のことが詳しく載っていますので、ぜひ一度見てみてくださいね。
スタッフ 前田知佳

 

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