『伊賀ベジ』おいしいトマトのひみつ
2016-07-23 配信
㈱伊賀ベジタブルファーム、親しみを込めて通称「伊賀ベジ」
ハラペコあおむしとしては主要仕入れ農家さんのひとつで、
いつもクオリティーの高い野菜を安定供給してくれています。
それはそれはお世話になっています。
今回は、そんな伊賀ベジを立ち上げた代表の村山さんにお話を聞きに行ってきました~。
村山さんは、所謂脱サラ農家さん。 大学時代から学んでいたエネルギー関係の仕事に就き、燃料電池の研究開発する部署へ配属となり、燃料の限界、テクノロジーへの矛盾を感じるようになり退職されました。
限界ではなく、持続可能な農業へ。農家研修などを経て2007年4月に「村山農場」として独り立ち。 年々研修生やスタッフが増え、2012年5月「株式会社伊賀ベジタブルファーム」に。 村山さんのテーマは常に“自立-共生”自立してなお共生すること。
よく、多様性という言葉を耳にしますが、まさに多様性ですね。自立しているけど繋がっている。 そして現場では常に学ぶことを楽しみ、「PDCA」(計画→実行→評価→改善)をもとに進めていく。 何よりも伊賀ベジの特徴は、経験値や勘に頼るのではなく、土壌分析や水管理などを全て数値化し、スタッフ全員が共有し理解出来るようなシステムをとっている事です。
さて、今まさに旬真っ盛りのトマトの栽培方法を教えていただきました!
品種は、「桃太郎ファイト」樹が弱く、栽培が難しいと言われているのでより丁寧な管理が必要とされるのですが、作りやすいトマトは皮が硬かったりするので、あえて桃太郎ファイトを選んでいるそうです。 栽培にあたり、まず全体地図(スケジュール)を作成。
なんとなんと、育苗期から顔色を伺いながら、1800株に対して一鉢一鉢ずつ水をあげたり温度管理するとのこと。 本当にビックリです。 これらは、先ほどお伝えしたように、勘ではなくデータに基づいて行うのでスタッフによって水加減が変わるといったことはなく、安定して栽培できます。 トマトのライフプランを大事に、今何が必要か、肥料の栄養素は何が必要か、遮光はどうか…こんなに大事に育てられたトマト、食べない手はない!
この話を聞きながら、伊賀ベジのトマトは大事に育てられているなぁ。
私も我が子のライフプランをもうちょっと考えねばならぬなぁと思ってしまいました。
・・・・・・・・・
おいしいトマトの選び方
・ヘタやガクが濃い緑色
・皮に張りがあり、持つとずっしりと重たい
・お尻の部分の放射状の線がはっきりしている
トマトは低カロリーでさまざまな栄養成分が豊富な健康野菜。代表的な栄養素で、トマトの赤色の元となっている“リコピン”には強い抗酸化作用があり、老化防止や血液サラサラ効果、がんの予防、美肌効果などが期待されている成分です。昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、栄養価の高いトマト。風邪予防、夏バテや疲労回復効果もあると言われています。
生のトマトは体を冷やすため、冷え性や胃弱の方は生のものを食べ過ぎると逆効果のため、煮る・焼くなど火を加えたものを食べるようにしましょう。加熱するときは、油と合わせることで更に効率的に栄養が吸収できると言われています。
・・・・・・・・・
伊賀ベジFacebookページ
https://www.facebook.com/iga.vegetable