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石井農園 石井康弘さん

 

 

無農薬米で育てた米たまご

 

奈良県山添村で養鶏を営む石井さんは、ハラペコあおむし立ち上げ当時から関わってくださり、卵を出荷し続けてくれいるハラペコあおむしにとっては、なくてはならない農家さんです。

 

三重と奈良県の県境に位置する周りを山に囲まれた自然が豊かな山添村で1000羽の平飼い養鶏と稲作栽培を行っています。稲作は山添村、伊賀市、名張市の3地域にまたがり約6ha(自家用の飼料米、うるち米、酒米)を栽培。
石井農園が営む養鶏は、すべて平飼いです。鶏舎の中を鶏が自由に走り回り、鶏本来の習性である砂浴びを楽しんでいます。人懐っこくて、愛らしい。

 

飼料は、94%以上が国産のものを使用しています。その中でも、メイン飼料のお米はすべて自家生産の無農薬米を使用。「無農薬で飼料米を作るのは大変。だけど、鶏にあげるものだから、農薬を使っていいとも思えなくてね」と石井さんは笑う。石井さんが平飼い・有精卵にこだわるのも、鶏が床を歩き回り、雄鶏も雌鶏も一緒にいる姿の方が自然だからだといいます。

 

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命の循環

 

石井さんが農家として、軸に置いているのは、「命の循環」。
石井さんが自分で飼料米を作り始めたのも、1000羽という羽数にしているのも、「命の循環」のためだといいます。

 

なるべく国内産の飼料で、健康な鶏を育て、その鶏から出る糞をまた田に戻すという循環を大切にしているのです。「鶏が増やすことは簡単かもしれません。しかし、田んぼの面積を考えると命の循環に責任をもてる鶏の羽数というのは1000羽くらいがちょうどいいということですね」と語ります。
福島県出身の石井さんが山添村で養鶏を始めたのは、約20年前の1998年。奥さんの実家の養鶏場の跡を継いだ形になります。しかし、当時は村の人からの大反対にあったといいます。当時、奥さんのご両親は、一般的なケージ飼育の養鶏を営んでいました。そのため周囲の人は、養鶏独特の臭いとハエに悩まされていました。養鶏場が閉じることになってホッとしていたところにやってきたのが、石井さん。

 

健康に育てた鶏を福島から100羽持ってきていた石井さんは「鶏を持ってきてしまったところに地域の人にダメだと言われて、驚きました」と当時を振り返ります。福島まで鶏を持って帰るわけにもいかないし、健康な鶏を処分してしまうこともできない。そこで石井さんは、集会所に地域の人に集まってもらい、「自分がやろうとしている平飼い養鶏では、糞尿の臭害などはありません。1年間だけでいいので様子をみてください。それでダメだったらこの地から出て行きます」と誠意を持って説明した。疑心暗鬼だった地域の人も石井さんの真面目さと人柄に惹かれるように認められていったのでした。

 

鶏と自然環境のことを考えた養鶏が健康な鶏を育て、健康な鶏が美味しい卵を産む。当たり前のことですが、見落としてしまいそうなことが石井農園にはあります。是非石井農園の米たまごを食べてみてください。