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ハラペコ通信2020年10月号〜生徒を愛せよ夢に見るまで〜

2020-10-09 配信

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手書き:前田知佳

「生徒を愛せよ夢に見るまで」

私は20歳の時に愛農高校の調理場で働いていたことがあります。学校ができて4年目の頃で、男子生徒ばかり120名ぐらいいました。全寮制の農業高校なので調理場では今でも3度の食事が用意されています。

当時の校長は愛農高校の生みの親である「全国愛農会」を創立した小谷純一先生で、全員が農業者になることをめざして、生徒の教育に大変な情熱を傾けている方でした。その先生がしばしば口にしていたのが、教育の父とうたわれたぺスタロッチの「生徒を愛せよ夢に見るまで」という言葉です。それを何度も聞いていたからか分かりませんが、大変ハードな調理場の仕事が少しも苦にならず、生徒がかわいくて私は夢中で働きました。ところが8か月目に倒れて1か月たっても起き上がることができなくなってしまいました。仕方なく2人の人にささえてもらって大阪駅にたどり着き、夜行列車に乗って故郷熊本に帰りました。限界を超える過労のせいか、その後5年間も、まともに働くことができませんでした。見かけは何ともないのに働けない悲しさで、朝毎に涙が流れる日々を送りましたが、その間私は一生分の手紙を生徒たちと交換し、毎日のように生徒たちの夢を見ました。当時在籍していた1期生から4期生は今70歳前後、長い年月が流れましたが、小谷校長の情熱のおすそ分けをもらったせいか、今でも名前も知らないのに生徒たちへの愛は息づいているようで、愛農高校のことになると夢中になってしまうのです。

その愛農高校では、50年前に私が働いていた食堂が、耐震性の問題で建て直すことになり、引き続き女子寮も建て替えるという、5年がかりのプロジェクトが始まります。そのための資金作りに少しでもお手伝いしたいと、「ハラペコ里の市」に愛農高校サポートのためのブース「森の店」を作りました。ウエストストスポーツ入り口で、今はリサイクルの食器や本の販売をしていますが、これまでの段ボウル、古新聞、雑誌も募集中です。里の市で「土の香農園」のブースを、ウエストスポーツ側に移したのはそういう理由です。新しい時代の農の担い手を育てる、愛農高校の建物づくりに、たくさんの方が参加してくださるといいなとワクワクしています。

代表 奥田美和子

※「愛農学園農業高校」は伊賀市阿保にあり1964年から現在まで続く、私立で唯一の農業高校。

 

「ハラペコ里の市」からのお知らせ

10月から、「土曜里の市」が始まります!

第2土曜日の11時〜14時。

「水曜里の市」も今まで通り、毎週水曜11時〜14時に開催します。

出店者さんの予定や悪天候などでの予定変更などは、メールマガジンやホームページ、facebook、インスタグラムなどでお知らせします。

 


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